
武田薬品のクリストフ・ウェバー社長は10月31日、都内で開催した決算説明会で、「シャイアーとの統合は、これ以上ないと言うぐらいに順調に進んでいる」と合併会社としての滑り出しに自信を示した。非重点領域の資産売却を進め、シャイアー買収に伴う純利子負債については5845億円を返済し、今年度の満期負債は上期で支払いが完了した。純利子負債/調整後EBITDAが前年度末の4.7倍から3.9倍に改善し、「キャッシュフローは健全な状況」と自信を示した。
1月にシャイアー買収の手続きが完了し、今期はシャイアー連結子会社化が通期で寄与する初の年度となる。ウェバー氏は、「統合によって事業の勢いが失われなかった」と手応えを示した。
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