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進まぬ標準化

2019年11月08日 (金)

◆抗癌剤の調製ロボットが日本の病院でも活用されるようになってきたが、ロボットの開発に当たって病院関係者は以前、異業種の担当者から「なぜバイアルの大きさは抗癌剤ごとに異なるのか」と質問を受けたという
◆バイアルの大きさが揃っていればロボットは取り扱いやすい。人手での調製が主流であるうちは、バイアルの大きさの違いは問題にはならず、むしろ識別性の向上に役立つと認識されているようだ
◆「そもそも医療用医薬品の容器や外箱などは、業界全体での標準化や規格化がなされていない」と識者から聞いた。「どの業界でも流通コストなどの削減のために標準化が進むが、医療業界はそうはなっていない。他の業界から見ればあり得ない」と指摘する
◆今後、医療業界でもロボットの活用が進み、様々な業務の効率化も求められる中で、他業界から見れば当然改革すべきことは、他にもたくさんあるのだろう。慣習や既成概念にとらわれず、より良い医療システムのあり方を一から検討すべきではないだろうか。



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