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医療機器メーカーの日本メドトロニックは、販売している自動体外式除細動器(AED)を自主回収する。装置の内部配線がショートし、電源が入らなくなる事象が海外で報告されたことによるもので、東京都では回収分類を最も重篤なクラスIとした。都が29日に発表した。
自主回収する装置は、同社が輸入した「ライフパックCR Plus」で、内部配線に使用しているコネクタのピン間でショートし、電源が入らなくなる事象が海外で3例報告された。本体上部にあるインジゲータが正常に点灯している場合でも、電源が入らなくなる恐れがあり、救命処置に影響を及ぼす可能性がある。同事象に関する国内での報告は確認されておらず、海外での報告事例はいずれも重篤な健康被害いは至っていない。
回収対象数量は2万0682台。20社の販売代理店などを経由し、医療機関をはじめ、大規模集客施設、公共施設、教育機関など全国に納入されている。
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