“
マツモトキヨシホールディングス(マツキヨHD)は28日、大衆薬卸の茂木薬品商会(東京都文京区、社長茂木友幸氏)を完全子会社化すると発表した。9月30日に茂木薬品の発行済み株式の53・25%を取得して連結子会社とした後、10月1日に残りの株式を株式交換により完全子会社とする。マツキヨHDとしては、2004年に日雑卸の伊東秀商事(千葉県松戸市)を買収しており、卸企業のグループ化は2件目となる。
茂木薬品は、大衆薬のほか健康食品、医療雑貨などヘルスケア関連商品の中堅卸。単体の売上高(いずれも9月期)は、05年が238億6800万円、06年が217億9900万円、07年が211億4200万円と漸減しており、07年には最終損益が3億5400万円の赤字決算となった。
マツキヨHDでは、「茂木薬品は神奈川、千葉、埼玉など幅広いエリアで卸業を展開し、“美と健康”をテーマに積極的にヘルスケア産業に取り組んでいる。子会社化することで、マツキヨHDグループのドラッグストア事業を強化、拡大することができ、グループ全体での高いシナジー効果を図ることが可能と考える」としている。
関連リンク
“