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【京大病院】薬局薬剤師向けに癌研修‐改正薬機法の認定も視野

2019年11月19日 (火)

 京都大学病院は、薬局薬剤師を対象にした癌治療の研修プログラムを立ち上げた。18日から始まる第1期の研修には4人の薬局薬剤師が参加。同院で約1カ月間、実務実習を中心に研修を受ける。地域連携の推進を主目的に構築した研修だが、今臨時国会で成立予定の改正医薬品医療機器等法に明記された「専門医療機関連携薬局」の認定に必要とされる「高い専門性を持つ薬剤師の配置」に対応した研修としても位置づけたい考え。今後、このような研修が全国に広がる可能性もある。

 研修の名称は「がん治療に関わる保険薬局薬剤師研修」。主要な癌種における服薬指導や副作用モニタリング、薬学的管理、レジメン管理などに関する高度な知識や技能を習得し、癌患者の問題点を多角的な視点で解決できる能力を持つ薬局薬剤師の養成を目的に立ち上げた。地域医療連携の推進が狙いだ。研修費用は税込みで10万7800円。研修に参加するためには、▽3年以上の実務経験▽癌薬物療法に従事している▽同院が発行する院外処方箋を応需する薬局に勤務している――の3要件を全て満たした上で応募し、書類選考に合格する必要がある。


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