現地の事業基盤生かす
Meiji Seika ファルマは、国内の中堅製薬企業向けに東南アジア諸国(ASEAN)での事業化支援に乗り出す。ASEANで事業展開したい日本企業から製品を導入し、相手企業が本格参入するまでに一定の売上規模に育て、参入後は権利返還も可能な契約を結んでいる。現地での事業基盤を強みに日本企業7社と提携が進行中だ。国際事業本部長の野田広一氏は、「ASEANはEU諸国よりも人口が多く、中期的にも有望な市場だ。われわれも日本企業と提携することで良い製品を導入できるため、利点が大きい」と市場開拓につなげたい考えだ。
同社は感染症領域でアジアのリーディングカンパニーを目指しており、地域人口が約6億人のASEANは重点市場となっている。富裕層や中間層が拡大し、新薬の処方も増えてきている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。