大日本住友製薬は13日、慢性期脳梗塞を対象にサンバイオと進めていた再生細胞薬「SB623」の北米での共同開発を中止すると発表した。ライセンス契約も解消し、北米の権利はサンバイオに返還する。米国第IIb相試験で主要評価項目を達成できなかったことが今年1月に判明。その後実施した詳細な解析や事業戦略上の優先順位の検討を踏まえ、共同開発の中止を決断した。
両社は2014年9月に共同開発契約を締結した。重症患者を対象とした第I/IIa相試験では有効性を示したものの、被験者条件を中等度まで拡大し、15年から開始した第IIb相試験では主要評価項目を達成できなかった。
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