日本イーライリリーは、小児患者の治験参加を支援する国内初たまご型ロボット「タピア」を用いて、治験啓発や被験者の治験継続を促進させるパイロット試験を開始した。JAK阻害剤「オルミエント」(一般名:バリシチニブ)の若年性特発性関節炎の適応追加を目的とした第III相試験で、全国6医療機関を対象に試験期間は今年11月から2021年2月までとなっている。パイロット運用の結果をもとに小児対象治験のみならず、成人対象の治験にも広げていきたい考え。
タピアは、ロボットの企画やデザインを手がける「MJI」が開発したコミュニケーションロボット。発話機能と液晶画面による動画再生機能を搭載しており、既に商業施設や福祉施設などで導入されている。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。