◆薬局の健康サポート機能は、地域住民が薬局にそういう役割があると認めた段階で初めて成立する。今はまだ認識が不十分。無関心層をどう取り込むかが課題だ――。ある薬剤師会幹部の言葉に、確かにその通りだと納得した
◆昨年実施された日本薬剤師会の調査では、健康サポート薬局を「知らない」と答えた人は92%に達した。調剤以外の幅広い機能を薬局がいくら拡充しても、住民が知らなければ宝の持ち腐れになってしまう
◆住民の理解を得るためには、「薬局が行政や保険者などの様々な機関と多面的に連携する必要がある」と幹部は言う。各機関の機能の一部や窓口的な役割を担って住民との接点を増やせば、認知度は高まる
◆もっとも、こうした連携を実現できても、最終的に各種サービスを薬局の収益に貢献するビジネスとして、どのように成り立たせるのかが大きな課題である。健康サポートに取り組む薬局には、その道筋は見えているのか。投じたマンパワーや費用は結局、院外処方箋の応需で回収するしかないのだろうか。
健サポ薬局の道筋は
2019年12月20日 (金)
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