16日に第235回研究会 医療・医薬品情報研究会

2020年01月07日 (火)

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

昨年末、政府は20年度予算案を閣議決定した。薬価下げで国費1095億円を削減して医療費は605億円(+0.55%)増やすという。医療費の内訳は、勤務医の働き方改革の特例対応分を差し引いた517億円を医科:歯科:調剤1:1.1:0.3の従来通りの各科改定率という内容である。薬価の大幅な引き下げを考えると調剤一人負けの見方も出来る。診療報酬改定毎に製薬会社と調剤への厳しさが増す潮流に変わる気配は無い。今回の改定も官僚が“惑星直列”と呼んでいるように様々な施策がシンクロして大きな改革が進もうとしていることを理解するべきであろう。医療を取り巻く状況も、人口構造・財政危機・疾病構造等の大きな変化が予測され、それを先取りして関係省庁は対策を明示している。その一つに、5年前に厚労省が策定した「患者のための薬局ビジョン」がある。昨年末に成立した改定薬機法では「患者のための薬局ビジョン」に基づいて「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」が具現化され薬局の機能分化が明示された。2025年までに全ての薬局が健康サポート薬局として機能を高め、地域の住民に安全・安心な医療を提供する地域連携薬局が実現出来れば、薬局薬剤師は国民からの信頼を勝ち取ることが出来るのではないだろうか。

今回の研究会では「薬局薬剤師はこの逆境の中で切り返し次第で、全然違った景色が見えてくる」とのお考えをお持ちの北里大学薬学部名誉教授の鈴木順子先生にご講演いただきます。

乞うご期待!!皆様のご参加をお待ちしています。

日時

令和2年1月16日(木)15:00~17:00

会場

薬学ゼミナール「お茶の水教室」
東京都千代田区神田駿河台2-1-14(地図参照

演題

「all『薬』ONE TEAMで刻む地域戦略」~災害・災厄の時代を越えて~

講師

鈴木 順子先生(北里大学薬学部名誉教授)

参加費

会員(無料)、非会員:当日参加(3,000円)、学生:無料


・出欠連絡:井上(m.inoue@ytl.jp)まで!
・会員の代理参加が出来ますのでご利用ください。
・当日の連絡先:田中(090-2417-0816)

次回のご案内

令和2年2月20日(木)15:00~17:00
*テーマ:「令和2年度・診療報酬改定への対応(仮題)」
*講師:漆畑 稔氏(日本薬剤師会相談役)

主催

医療・医薬品情報研究会



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