厚生労働省は、2018年10月~19年4月末までのインフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告件数をまとめ公表した。重篤報告数131件のうち、死亡例が3件確認されたものの、いずれもワクチン接種との因果関係は「不明」「評価できない」とした。厚労省は、因果関係が必ずしも明確でない場合でも速やかに報告するよう医療機関に求めている。
報告の詳細を見ると、製造販売業者からの重篤報告数は53件で、死亡例は確認されなかった。一方、医療機関からの報告数208件のうち、重篤報告数は78件あり、その中で死亡例が3件あった。
重篤報告が見られた人を年齢別に見ると、0~9歳が40件、70~79歳、80歳以上が15件ずつ、30~39歳が12件だった。
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