武田薬品は4日、2020年3月期の通期予想について、昨年10月に発表した営業赤字予想から1000億円以上の上方修正を行い、営業利益が黒字に転じる見通しを発表した。シャイアー買収に関わる企業結合会計を修正したことによるもの。
武田は当初、1100億円の営業赤字を計画していたが、1200億円の上方修正を行い、100億円の黒字で着地する見通しである。親会社の所有者に帰属する当期利益も2730億円の赤字から1110億円上方修正し、純損失は1620億円と大きく赤字幅が縮小する。シャイアーの取得対価の配分を計算したところ、シャイアー買収時の製品に関わる無形資産償却費が、前回予想よりも会計上低下した。
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