小林製薬は、大阪市内で開いた2019年12月期決算説明会で、今年からスタートする22年までの新中期経営計画を発表した。「国際ファースト」をテーマに位置づけ、▽全社挙げて国際事業の成長に取り組む▽既存事業のレベルアップ▽ESG視点で経営を磨く▽イノベーションや新規事業創出の土台作り――を戦略骨子として取り組み、最終年となる22年には売上高1800億円以上、営業利益290億円以上を目指す方針を打ち出した。そのうち、国内事業は1354億円以上(年平均成長率3%以上)、国際事業は330億円以上(同10%以上)、通販事業は104億円(同2%以上)を掲げた。
同社は、新中計策定の前提として、30年に連結売上高2800億円の指標を設定。小林章浩社長は、「グローバル経営を推し進めて各国で毎年新市場を創り、世界の困りごとを解決することで人と社会に貢献し、新市場を創造する企業として認知されつつある状態になりたい」と説明した。
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