富士フイルム富山化学は3月31日、新型コロナウイルス感染症患者を対象に抗インフルエンザ薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の国内第III相試験を開始したと発表した。目標症例数は100例で、6月末に試験終了を目指す。同剤の有効性・安全性が確認された場合、承認申請を行う方針だ。
アビガンは、国内では抗インフルエンザウイルス薬として承認されている薬剤。新型・再興型インフルエンザの発生時に、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効・効果不十分と判断された場合、使用が検討される。政府が約200万人分を備蓄している。
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