厚生労働省は13日付の事務連絡で、新型コロナウイルス感染症の患者増加により人工呼吸器の需要が急速に高まっている現状を踏まえ、新型コロナウイルス感染症を対象とする人工呼吸器などの医療機器や医薬品を優先的に審査する方針を示した。通常の薬事手続きより迅速に処理し、出荷を前倒す狙い。同措置の適用期間は「需給の逼迫が解消されるまで」としている。
事務連絡では、新型コロナウイルス感染症を対象に承認された医療機器、医薬品がないことから、他の医療機器などの審査に優先して行う考えを示した。特に急速に需要が高まっている人工呼吸器を含めた医療機器については、必要な薬事手続きを優先的、最速で処理し、出荷の前倒しを促す。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。