武田薬品は、新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の高度免疫グロブリン製剤「TAK-888」について、年内の国内申請を目指す。日本や欧米、アジアのグローバルで開発を進め、今夏には臨床試験を開始する予定だ。クリストフ・ウェバーCEOが13日の決算説明会で明らかにした。
「TAK-888」は、新型コロナウイルス感染症の回復患者から採取した血漿の病原体特異的な抗体を濃縮することで作り出す血漿分画製剤。抗体を患者に投与すると患者の免疫系の活性を高め、回復可能性を上げるメカニズムを持つ。
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