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◆子どもの睡眠に関する講演を聞く機会があった。最近の子どもたちは、夜更かし・朝寝で、身体の発育に悪影響があるのではとの懸念は、子を持つ心ある親なら誰でも持っているだろう
◆ところが最近は、小学生の低学年のころから、テレビゲームにはまり、夜中の2時近くまで起きて遊んでいる子どももいるらしい。その子は、学校の授業でいつも寝ているといったことを聞いたことがある。先生はその子の親に注意はしているのだろうが、一向にそれが改まる気配はないという
◆講演では講師が、科学的な面から睡眠と子どもの関係を紹介したが、眠気と関係が深いホルモンのメラトニンは、ちょっとした光でも分泌量に影響するらしい。講演の参加者から、暗いと怖いといって、真っ暗な中では寝られない子どももいるとの質問があった
◆講師は、何かの目的のために人間は寝るのではないと指摘。「人間は寝て食べて初めて活動できる動物」というのが大原則で、その人が十分に活動できる睡眠時間を考えることが必要だとした。しかし、子どもの睡眠環境を整えることは親の責任だと感じたのは、無季言子だけではないだろう。
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