AIベンチャーのFRONTEO(フロンテオ)は、独自のAIシステム「カスケード・アイ」による解析を通じて、世界中にある既存薬の中から、新型コロナウイルス感染症に対する約450種の治療薬候補を見出した。今後、製薬企業との連携による開発を模索していく方針だ。ライフサイエンスAI事業本部の豊柴博義CTOは、本紙の取材に対し、「メッセンジャーRNAやDNAを複製する機能に働きかける薬剤、オートファジーに関連した薬剤、β遮断薬など、様々な治療薬候補が上がっている」と話す。
新型コロナウイルス感染症治療薬の研究開発をめぐっては、抗インフルエンザ薬「アビガン」など、複数の治療薬候補の開発が進捗しているが、有効性のエビデンスは現時点では確立していない。
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