第III相試験
米ギリアド・サイエンシズは米国時間の1日、新型コロナウイルス感染症の中等症入院患者を対象とした抗ウイルス剤「レムデシビル」の第III相試験「SIMPLE試験」で、レムデシビルの5日間投与を受けた患者群の臨床症状が標準治療のみを受けた患者と比べて有意に改善したと発表した。詳細な試験結果は、今後数週間以内に論文化する予定。
同試験は、新型コロナウイルスに感染し、肺炎が見られるものの酸素飽和度の低下が見られない患者を標準療法とレムデシビル5日間投与群、標準療法とレムデシビル10日間投与群、標準療法群に無作為に割り付け、比較した非盲検試験。11日目の臨床症状を主要評価項目とし、退院から酸素補充療法の程度の増加、人工呼吸器の使用、死亡までを指標とする7段階スケールで評価した。
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