◆「ベストを尽くしてブランドを育成し、最適化していくことにフォーカスしたい」。24日に大阪本社で開かれた武田薬品の定時株主総会で、クリストフ・ウェバー社長が株主からの質問に回答した
◆今年の大型連休前に、武田コンシューマーヘルスケアの売却に動いているとの一部報道を受け、業界内では様々な推測が飛び交った。これに対して株主が事実かどうか質す問いに、ウェバー氏は憶測報道へのコメントは避けつつ、「日本のOTCビジネスは売上高の2%。タケダにとってはノンコアビジネス」と改めて明言した
◆一方で「アリナミンブランドは力強く、このビジネスはタケダの歴史にも、レガシーにも組み込まれている。最適化していくことがわれわれの義務」とも語ったが、シャイアー買収に伴う有利子負債圧縮のため、欧州やアジアのOTC事業は売却を発表している
◆ウェバー氏の言う「最適化にフォーカス」というコメントは、どのようにも解釈できる。それほど遠くない時期に結論が判明するのかもしれない。
「最適化にフォーカス」
2020年06月29日 (月)
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