政府は17日の臨時閣議で、「経済財政運営と改革の基本方針2020」(骨太方針)を決定した。喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症対策に内容を絞り込む一方、21年度の薬価改定については「今年の薬価調査を踏まえて行う」としつつ、「新型コロナウイルスの影響を考慮した上で十分に検討し、決定する」とした。また、ウイルス対策として、早期の治療薬、ワクチン開発に注力すること、受診から薬剤の受け取りまでオンラインで完結する仕組みを構築することなどを盛り込んだ。
今年の骨太方針では、コロナ後の「新たな日常」に対応した医療提供体制の構築を明記。今年の薬価調査を踏まえて行う21年度薬価改定については、「骨太方針18などの内容に新型コロナウイルス感染症の影響も勘案し、十分に検討して決定する」とした。
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