名大病院薬剤部・山田氏ら調査
全国の病院のうち、カリキュラムに基づく1カ月以上の薬剤師の卒後研修を実施している施設は約3割に達することが、山田清文氏(名古屋大学病院教授・薬剤部長)らの研究グループによる調査で明らかになった。医療従事者のうち、医師の卒後研修制度は確立されているものの、薬剤師の標準的な研修体制はないのが現状で、各病院の努力に委ねられている。こうした状況下でも、約3割の病院が卒後研修に取り組んでいることが判明した。今年度内に、標準的な薬剤師卒後研修カリキュラム案をまとめたい考えだ。
調査は、厚生労働行政推進調査事業費の補助金を得て、2019年度から3年間の期間で進行中の「薬剤師の卒後研修カリキュラムの調査研究」の一環として実施した。
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