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国と自治体、異なる重症者基準でギクシャク

2020年08月24日 (月)

◆新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めてから国と自治体の動きがギクシャクしている。緊急事態宣言に関しては、前回と状況が異なるとして、現在のところ再発出に慎重な姿勢を示している
◆緊急事態宣言発出における判断基準には、感染状況、医療体制、監視体制の三つがある。医療提供体制に対する項目では、医療崩壊を招く恐れのある重症者数増加と必要病床数確保などがあるが、その重症者の規定基準が国と東京都などで異なっていたことが明らかになり、騒ぎになっている
◆国は集中治療室に入っているか、人工心肺装置ECMOか人工呼吸器を装着している患者を重症としていたが、都は集中治療室に入っている患者は必ずしも重症ではないとの独自判断で、報告数から除外していた
◆19日に国の基準で集計した結果、重症者数は10人程度増加した。こうした事例はまだ隠れているのかもしれない。対策に不手際が目立つが、国民が感染状況を判断できるにように、信頼がおける統一された具体的基準を速やかに示してほしい。



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