米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は19日、自己免疫疾患に強い米創薬ベンチャー「モメンタ・ファーマシューティカルズ」を約65億ドル(約6868億円)で買収すると発表した。今年後半の買収完了を予定している。これにより、自己抗体によって引き起こされる様々な希少免疫疾患に対して効果が見込まれ、ブロックバスター化を期待する抗FcRn抗体「ニポカリマブ」がパイプラインに加わる。
モメンタは、マサチューセッツ工科大学発のバイオベンチャーで、2001年に設立。従業員数は昨年末時点で118人。ニポカリマブに加え、複数の前臨床段階の化合物を保有するほか、バイオ後続品の開発も手がけている。
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