日本医薬総合研究所は、膨大な処方情報を独自運用する処方箋データベースにより、新型コロナウイルス感染症による国内の医療機関から発行される処方箋動向、処方パターンへの影響を調査した結果、緊急事態宣言発令によって処方パターンが大きく変化したことが分かった。薬効別で処方パターンに差異が生じていることも明らかになった。
調査結果によると、週次単位に処方パターンを把握したところ、緊急事態宣言発令によって処方動向が大きく変化。宣言発令後から、処方箋枚数減少および投与日数増加傾向が確認された。この傾向は、緊急事態宣言解除後の6月には回復傾向になり、処方箋枚数、投与日数共に緩やかな動きではあるものの、宣言発令前の状態に戻りつつある傾向が表れていた。
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