厚生労働省は8月28日、2019年度の調剤医療費(電算処理分)が前年度比3.7%増の7兆7025億円となったと発表した。C型肝炎治療薬で薬剤料を押し上げた15年度に迫る水準となった。昨年度末の後発品の数量シェアは2.8ポイント増の80.4%と8割を突破した。
調剤医療費の内訳は、薬剤料が4.2%増の5兆7114億円、技術料は2.4%増の1兆9771億円と2兆円に迫った。調剤基本料は6.2%増の5666億円、調剤料が1.2%増の8649億円、加算料は3.3%増の1458億円となった。これまで対人業務の充実を背景に伸びてきた薬学管理料は0.5%減の3998億円とわずかな減少に転じた。
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