◆病院薬剤師を主人公にしたテレビドラマ「アンサング・シンデレラ」を毎回、中学2年生の娘と一緒に見ている。娘は、石原さとみ扮する薬剤師と患者の深い関わりを面白がって見ている様子なのだが、ある場面が来るたびに「ここは苦手」と眉をひそめる
◆それは、主人公が新人に対して「薬剤師はね……」と職能や役割を熱く語るシーン。各話に1回はそんな場面が挿入されている。視聴者によっては、声高な主張を押し付けがましく感じることもあるのかもしれない
◆裏を返せば、そうやって強く主張しなければならないほど、薬剤師の職能は社会に知られていないとも言える。医療系学会のシンポジウムなどでも時折、「医師に、薬剤師の職能を十分に理解してもらえていない」との声を耳にする
◆どうすれば職能を広く理解してもらえるのか。即効性のある解決策は存在しない。テレビドラマの力を借りつつ、職能の理解につながるような質の高い業務を日々地道に実践し続けることが、遠回りのようで最短のルートなのだろう。
薬剤師の理解につながる最短ルート
2020年09月09日 (水)
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