
厚生労働省の正林督章健康局長は10日、専門紙と共同会見し、「健康局は予防が中心の行政になる。国民の病気になりたくないという気持ちに応えられるような仕事をやっていきたい」と抱負を述べた。健康寿命の延伸に向けては、健康に対する無関心層へのアプローチを重視。「社会全体が健康無関心層に対して働きかけていく。厚労省だけではなく経済産業省や国土交通省、内閣府などとタッグを組んでやっていくことが今後の新しい健康作り行政になる」と語った。
正林氏は、国民一人ひとりの健康に対する意識を高めるため、2000年から開始したプロジェクト「健康日本21」を通じて、「多くの国民は何をしたら健康になれるか、日頃から情報を収集し、健康作りに努めるようになっている」と述べ、これまで実施してきた健康寿命延伸に対する取り組みを評価した。
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