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【第53回日薬学術大会】オリンピック・パラリンピック・レガシーとしてのアンチ・ドーピングを考える

2020年10月07日 (水)

第53回日本薬剤師会学術大会
分科会の見どころ・聞きどころ

座長
日本薬剤師会常務理事
亀井美和子
北海道医療大学薬学部薬学教育推進 講座特任教授
笠師久美子

 日本は1964年東京、72年札幌、98年長野においてオリンピックならびにパラリンピック競技大会(オリパラ大会)を開催したが、TOKYO2020は日本アンチ・ドーピング機構(JADA)公認スポーツファーマシストが誕生してから初めて迎える国際総合競技大会である。

 過去の大会を振り返り、運営やオリパラ大会期間中のアンチ・ドーピング活動がどのように展開されたのか、各シンポジストから情報提供いただく。

会場の一つとなるロイトン札幌

会場の一つとなるロイトン札幌

 基調講演として、JADA鈴木秀典会長よりアンチ・ドーピングの最新情報をご紹介頂き、特に21年から大きく様変わりする世界アンチ・ドーピング規程で重視されている「教育」において、今、スポーツファーマシストのみならず薬剤師に何が求められているのかについてお話いただく。

 続いて4人のシンポジストからご発言いただくが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の佐藤文香先生からは東京オリパラ大会運営準備の立場からアンチ・ドーピングを考慮した医療サービスの一端をご紹介いただく。

 北海道オール・オリンピアンズ、JADAアスリート委員の鈴木靖先生にはオリンピアンとしての経験からアンチ・ドーピング活動の重要性について、JADA打谷桂子先生にはオリパラ大会でのアンチ・ドーピング教育・啓発活動について、岩手県薬剤師会の本田昭二先生には競技団体に所属する薬剤師の立場から、今後のアスリートのためのアンチ・ドーピングには何が必要かという内容でお話いただく。

 COVID-19による感染拡大の影響で多くの競技大会やスポーツ活動が中止となっているが、今後、活動再開に際して、アンチ・ドーピングを理解した上での医療支援が必要となってくる。21年に開催が予定されているTOKYO2020において、現在の運用状況ならびにアンチ・ドーピングに関する情報を共有し、薬剤師によるアンチ・ドーピング活動展開の可能性を探る。

 (笠師久美子



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