未承認薬使用問題検討会議は、米国プレストウィック・ファルマのハンチントン病治療薬「テトラベナジン」について、適応疾患が重症なことや、既存薬と作用機序が異なるなどの点から、次回会議までにワーキンググループで導入について検討することを決めた。
また、アムジェンの成人リウマチ治療薬「アナキンラ」に関し、日本小児科学会が慢性乳児神経皮膚関節症候群の適応を求めていることから、アムジェンに効能追加申請の意志を確認することにした。小野薬品が昨年7月、化学療法誘発の嘔気・嘔吐症の成人効能で承認申請している「アプレピタント」についても、日本小児がん学会から、小児に対する適応の要望が出されていることを受け、小野薬品に小児適応での開発状況を確認することとした。
さらに、プロジェニクス・ファーマの「メチルトレキソン」に関しては、国内での特許使用の交渉終了を待って、開発状況を調査することとなった。同剤の適応は、下剤で十分な効果がない緩和療法を受けている疾患進行患者におけるオピオイド誘発性便秘。