大阪医薬大が来春始動

大阪薬大・政田幹夫学長
大阪薬科大学は、大阪医科大学と来年4月に統合し、大阪医科薬科大学として新たなスタートを切る。2016年の学校法人統合以降、段階的に進めてきた多職種連携教育(IPE)を拡充するため、今年度から新たなトライアルに踏み切った。患者のベッドサイドに医学部、薬学部、看護学部の学生が足を運び、課題解決策を話し合う臨床カンファレンス実習を9月から開始しており、今後実習を受ける学生を増やしていく。将来は、医学部の近隣に薬学部が全面移転し、3学部の連携をさらに強化する計画だ。
大阪医大への薬学部・薬学研究科の設置が10月23日付で文部科学大臣から承認され、2大学の統合が正式に決定した。同じ高槻市内にあり、直線距離で約5km離れた位置関係にある大阪医大と大阪薬大は16年に学校法人を統合。当初予定通り、21年4月の大学統合に漕ぎ着けた。
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