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薬局薬剤師の雇用環境が悪化

2020年11月25日 (水)

◆薬局薬剤師の雇用環境が悪化しているようだ。先日、都市部で約10店舗の薬局を経営する社長から「薬局を解雇されたので雇ってほしいと薬剤師が涙ながらに飛び込んできた。年収は300万円台しかもらっていなかったようだ」と聞いた
◆大手調剤薬局チェーンでも、採用担当者に聞くと「各社は新卒薬剤師の採用は活発に行っているものの、中途採用には力を入れていない」という。新卒者を確保できれば、それで必要な人員を十分まかなえるらしい
◆医薬分業が成熟期に達し、新たに薬局を開設する余地は小さくなっている。新型コロナウイルスの感染拡大による受診控えで、薬局経営は大きなダメージを受けた。非薬剤師を活用する動きも強まっている。こうした要因が雇用環境の悪化を生み出しているようだ
◆薬学部の新設が進み、社会に輩出される薬剤師数は増す一方、需要にはかつての勢いがない。いつかそうなると言われ続けてきたが、ついに需給バランスが逆転し、薬剤師の供給過多へと傾きつつあるのかもしれない。



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