◆消費者にとって適切なOTC薬の購入方法とは何かを考えた。発熱や腹痛といった急性症状では、一刻も早く入手したい。しかも症状が悪化している時ほど、直接、薬の説明を聞きたいと思うのが心情ではないか
◆先月、改正薬事法施行に向け、厚生労働省が示した省令案で、インターネット販売は従来より規制が強化された。これに対し規制改革会議側は「消費者の利便性が損なわれる」などの主張を展開し、規制解除を求めている
◆近年、ドラッグストア(Dgs)の台頭で、地域の零細薬局・薬店からの購入ルートは縮小、店舗の閉店も相次ぐ。さらにDgsは市場経済原理の中で経営上、不採算店の閉鎖が常態化している。確かに、ネット販売の規制強化は、近隣に薬屋がないへき地の高齢者に、購入ルートを閉ざすことになるかもしれない
◆そこで提案。ネット販社と薬局・薬店が連携し、患者の望む店舗で、受け渡しできる仕組みを構築してはどうか。人体への危険性などの情報提供を付加して直接、販売することが医薬品の大きな特性だ。それこそが、消費者が真に求めているニーズなのではないか。
ニーズはどこに
2008年10月20日 (月)
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