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後発品と環境問題

2008年10月22日 (水)

◆厚生労働省関係者との雑談で「後発品使用促進の問題は、環境問題と似ていないか」という話になった。積極的に取り組まなければならないが、どこかで誰かがやってくれるだろうと人ごとのように思ってしまっている点が共通しているからだ
◆後発品使用促進は医療費抑制策の重要課題の一つだが、関係者一人ひとりに切迫感がないため、自ら率先して後発品を使うことで貢献しようという意識が浸透しないというのだ
◆政府はこの5年間で、後発品処方率を30%(数量ベース)に引き上げるため、処方せん様式の変更や安定供給、品質確保、後発品メーカーによる情報提供を充実させるなどの体制整備に取り組んでいる
◆目標達成には、薬剤師には積極的な情報提供など説明責任が問われるほか、薬局側には後発品の備蓄、後発品メーカーには品質確保や情報提供、卸には安定供給という役割がある
◆しかし、医療関係者や患者に「わざわざ自分がやらなくても、誰かがやってくれるだろう」という意識があったら、使用促進は難しい。改めてこれらの人たちが意識を共有する必要性を感じた。



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