英アストラゼネカは12日、超希少疾患治療薬の開発に特化する米アレクシオン・ファーマシューティカルズを390億ドル(約4兆円)で買収すると発表した。主力の発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)治療薬「ソリリス」「ユルトミリス」を中心に、アレクシオンが保有するC5補体の専門的な基盤を獲得することで、免疫炎症領域を強化したい考え。合併後の新会社は、2025年まで二桁成長の達成を見込む。
AZは、研究開発の重点領域を、心血管、腎臓、代謝、呼吸器疾患などのプライマリー領域から癌、ゲノミクス、プレシジョンメディスンといったスペシャリティー領域に拡大してきた。今回、アレクシオンを買収することで希少疾患にリーチを広げ、免疫炎症領域の強化を図る。
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