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「ざっくばらん」で心を掴む

2020年12月23日 (水)

◆ある日、発表されたプレスリリースの詳細を確認しようと企業に電話をかけた。担当部署の責任者が出て「承ります」と一言。重みと深みのある声に腰が引ける。こういう時、一歩踏み込んで話を聞くことをためらうことがある
◆ざっくばらんに、自分の理解が至らない点などについて聞いてみると、丁寧に教えてもらえるケースが多い。むしろ、変に気を遣うと会話がぎこちなくなって失敗する
◆1年以上前のことだが、患者として薬局を訪れた時、ざっくばらんな態度の薬局薬剤師に服薬指導してもらった。皮膚科の門前薬局で、中年の男性薬剤師から「そんなに念入りに髭を剃らなくていい。神経質なのか」と、さっぱり遠慮なく言われた。一瞬、無遠慮な気もしたが、人間味や温かみのある言葉で、スッと胸に落ちた
◆ざっくばらんに話しかけてみても、けんもほろろに突き返されることもある。しかし、遠慮がちな形式ばった態度でうまくいくケースも少ない。ざっくばらんは、患者や相談者の心を掴むための手段の一つだと思う。



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