◆新型コロナウイルス感染症ワクチン「コミナティ筋注」の医療従事者への接種が開始された。有効性に対する期待がある一方、副反応情報も注視したい。厚生労働省は、医療従事者を対象とした健康状況調査などを行い、製造販売元のファイザーも専用サイトを活用した市販直後調査を開始した
◆コミナティは、短期間の審査で特例承認されたmRNAワクチンだが、今後は安全性監視の方法にも変革が求められるかもしれない。日本ワクチン学会は、副反応情報を速やかに収集・分析できるシステムを構築する必要があると提言している
◆安全性監視活動をめぐっては、抗癌剤を販売する製薬企業がSNSなどのテキスト情報をAIで解析し、従来の製造販売後調査では得ることが難しい副作用シグナルを検出しようとする例も見られている
◆一般者へのワクチン接種が始まれば、SNSには接種者の自覚症状について「つぶやき」が乱立するだろう。これらの情報を解析し、副反応のシグナルを見つけ出すことはできないだろうか。
新型コロナウイルス感染症ワクチンの医療従事者への接種開始
2021年02月22日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿