大日本住友製薬は5日、抗癌剤「ナパブカシン」で実施中の臨床試験を全て中止すると発表した。結腸直腸癌を対象とした第III相試験で主要評価項目が未達となったことを受けて決断した。成長戦略の一つに掲げる癌領域事業の計画に影響すると見られる。
結腸直腸癌を対象にした第III相試験を中止するほか、固形癌、肝細胞癌、消化器癌などを対象に進めている第I相、第II相試験を全て中止する。これまでも、膵癌、胃癌、難治性結腸直腸癌を対象に臨床開発を進めてきたが、いずれも中止し、実用化には至っていない。
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