横浜市立大学の研究チームは12日、新型コロナウイルス感染症ワクチンを2回接種した人について、七つの変異株全てで中和抗体の保有率が9割を超えたとの研究結果を発表した。既存のワクチンでも変異株に対応可能との認識を示す一方、1回目接種後の抗体保有率はいずれの株でも6割に達しなかった。
研究チームは、現在接種が進められている米ファイザー製のワクチンについて、変異株への有効性と効果の個人差を調べた。新型コロナウイルスの感染経験がなく、ワクチンを接種した日本人105人を対象に、1回目と2回目の接種後に採血し、血清にウイルスを感染させて中和抗体の有無を確認。ウイルスは従来株、変異株の英国型、インド型など計8種類とした。
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