ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は24日、ヤンセンファーマが1回接種の新型コロナウイルス感染症ワクチンの国内承認申請を行ったと発表した。海外第III相試験「ENSEMBLE」のデータと国内第I相試験の中間解析結果をもとに申請が行われた。特例承認の適用は求めておらず、通常の承認プロセスを経て、2022年初頭に国内へワクチンを供給できる可能性があるとしている。今後の日本政府との契約や供給についての詳細は非開示。
同ワクチンは、かぜウイルスの一種であるアデノウイルスの血清型26を使用した組み換え体ベクターワクチン。他のワクチンと違い、2回接種する必要がなく、1回の接種で予防が可能とされており、ENSEMBLE試験では、予防効果は全体で66%との結果が示されている。
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