ニプロ常務取締役医薬事業部長の西田健一氏は19日、ウェブ上で開いた決算説明会で、医薬品製造受託の売上高の見通しについて「現時点の700億円ほどが2026年頃には1000億円を超えてくるだろう」と語った。注射剤などの新規案件の増加を見込み、製造能力の増強を進めている。
22年3月期のニプロ全体の売上高は、前期比8.7%増の4950億円となる見込み。このうち、医薬品関連では、医薬品を受託製造する医薬関連事業が11.3%増の763億円、自社後発品は1.2%減の814億円となる見通しだ。医薬品製造受託の売上高には、注射剤1340万本と経口剤2000万錠による増収分などの上積みを予定している。
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