文部科学省は16日、全国私立大学薬学部・薬科大学の約4割が2020年度の入学定員充足率で90%以下となっている実態を明らかにした。18年度、19年度に比べて充足率90%以下の割合は増加しており、薬学部の入学者数が定員に満たない定員割れの問題が鮮明となった。特に新設大学では、学生の確保に苦しんでいる現状が浮かび上がっており、大学薬学部の入学定員抑制に向けた機運は高まりそうだ。
同日の「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」に示したもの。薬学部は、6年制が始まる前後の03~08年にわたって28学部が誕生するなど新設ラッシュが続き、入学定員が大幅に増加。
現在は4年制を含めると77学部で入学定員1万3050人に膨れ上がっている。
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