厚労研究で判明
患者がオンライン服薬指導を希望する“0410対応”の処方箋を応需した薬局のうち、オンライン服薬指導を行った経験がある薬局は約4割にとどまることが、厚生労働科学特別研究事業「時限的・特例的に実施できる電話等による服薬指導等の実施状況と課題に関する検討」(研究分担者:帝京平成大学薬学部亀井美和子教授)の調査結果で明らかになった。オンライン服薬指導を実施した薬局でも、対面と同等の指導を行えた薬局は3割程度にとどまっており、オンライン診療の利用が増える一方で、オンライン服薬指導が遅れている実態が浮き彫りになった。
調査は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、電話や情報通信機器を用いた服薬指導が昨年4月から時限的・特例的に実施されることになったのを受け、0410対応の処方箋を応需した薬局の対応を実用性や実効性、医療安全等の観点から検証するため、同11月から12月に全国の薬局に対してアンケート調査を行い、1万3868薬局から回答を得た。
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