田辺三菱製薬は18日、2型糖尿病治療薬「テネリアOD錠」を国内で発売した。DPP-4阻害薬のOD錠は国内で初めてとなる。
DPP-4阻害薬の国内市場は2500億円規模と大きいが、SGLT2阻害薬や配合剤の登場などの影響を受け、近年、縮小傾向にあるという。
嚥下機能が低下した高齢者、水分摂取が制限された患者らの服薬アドヒアランス向上につながるOD錠の発売で、利便性を訴求し、シェア確保を狙う。OD錠には、服用しやすいようにゆず味を付けた。
テネリアの2021年3月期の売上高は前期比1億円減の151億円。22年3月期は7億円減の144億円を見込んでいる。