◆未だに収束を見通すことが難しい新型コロナウイルス感染拡大による影響だが、コロナ禍にあってもドラッグストア業界は成長を続けている。今春発表された日本チェーンドラッグストア協会の2020年度版実態調査の結果によると、ドラッグストアの売上高は初めて8兆円を突破した
◆こうした中で、主な大手ドラッグストア企業の決算が発表された。その内訳を見ると、増収増益を達成した企業がある一方、減収減益となった企業もあり、明暗が分かれた形となった
◆具体的には、需要が減少した化粧品を中心に販売する店舗が多い企業は苦戦したようだ。郊外型店舗が多い企業は、マスクなどの衛生用品に加え、巣ごもり消費に対応した食品の売上も大きく伸ばしている
◆次期の業績予想に目を移すと、いよいよ売上高1兆円に到達する企業の誕生も現実味を帯びてきている。コロナ禍の逆風の中でも成長を続けるドラッグストア業界で、各社がどのような戦略で取り組みを進めていくのか、注目はますます高まっていると言えよう。
ドラッグストア企業、コロナ禍で明暗
2021年06月25日 (金)
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