◆日本の男女格差は依然として大きいままと指摘され、女性の活躍推進が欠かせない。女性が生きやすい社会を実現して進出を促すことは、人口減少が進むわが国では広く共有された課題と言えよう
◆処方箋のない緊急避妊薬の購入も課題の一つだ。以前から潜在的ニーズが大きかったにも関わらず進展が見られなかったが、昨年末に処方箋なしに利用できるよう検討する方針を国が打ち出し、先月から具体的な議論が始まった。希望に応える第一歩として評価できる
◆一方、過去のOTC化の議論では、対応する薬剤師の知識不足、性教育の遅れ、濫用の懸念などを理由にOTC化が見送られた。現状を見ても、これら課題が改善されたとは言い難い。特に、どんな相談にも対応できる知識を持った薬剤師は多くないだろう
◆逆に言えば、女性の悩みに応えられる能力を備えた薬剤師が求められる時代が来ている。月経前症候群(PMS)に対する低用量ピルの活用も進むと予想される中、学習してこの分野に精通した人材になれる好機だ。
女性の悩みに応えられる薬剤師が求められる時代
2021年07月19日 (月)
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