◆OTC薬販売店に営業時間の半分以上、薬剤師か登録販売者の配置を義務づける「2分の1ルール」の規定が8月1日に撤廃される。この機に乗じてOTC薬販売に攻勢をかけるコンビニなども少なくないと聞く。どう迎え撃てばいいのだろうか
◆ある地方のドラッグストアの社長は「コンビニでは顧客の症状に本当に合うOTC薬を販売しづらい」と話していた。自身もフランチャイズでコンビニを運営しているが「本部からの指定が厳しく、取り扱うOTC薬や棚割を自由に決められない」とこぼしていた
◆社長は過去にコンビニ本部の担当者と商談した時、効率性至上主義の印象も受けたという。「OTC薬は単価が高い。売上高を上げるのに手っ取り早いのでは」と話していた
◆だとすると、薬局やドラッグストアはカウンセリング販売への注力でコンビニなどと差別化できるのではないか。丁寧に症状を聞き取り、幅広い取扱商品から最適なOTC薬を推奨し、購入者に効果を実感してもらうことができれば、次回の来店につながるはずだ。
「2分の1ルール」8月1日に撤廃
2021年07月16日 (金)
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