ロート製薬は16日、機能性素材の開発を手がけるファーマフーズと資本業務提携を強化する契約を締結した。新たに同社の株式約20万株を上限に取得し、株式保有割合を約2%に引き上げる。ヘルスケア分野の新商品開発、製造、販売の各段階で協力関係を深める。将来的には、ファーマフーズが持つニワトリ由来の抗体作製技術などを創薬分野に活用することも検討する。
ファーマフーズは、機能性表示食品などに用いる素材を主に開発するバイオベンチャー企業。卵黄など天然物に含まれる成分の抽出や発酵の技術に強みを持つ。2005年にロートと資本提携を結び、卵黄由来の骨の成長促進成分を用いた栄養機能食品「セノビック」を共同で開発するなど協力関係を構築してきた。
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