薬事・食品衛生審議会日本薬局方部会は20日、2026年度からの第19改正日本薬局方作成基本方針案を了承した。医療上の必要性が低い、安全性の問題で回収を行った医薬品などは削除するほか、欧米の薬局方で既収載の試験法を積極的に導入することなどを盛り込んだ。9月に開催予定の薬事分科会に報告後、医薬品医療機器総合機構(PMDA)内の原案検討委員会で具体的内容を議論する。
日本薬局方では、医薬品の適正な品質確保に必要な規格、基準、標準的試験法等を示している。5年周期で大幅な見直し、改正を行っており、今年度から第18改正版が運用されている。
厚生労働省はこの日の部会で、26年度から運用予定の第19改正版作成に向け、「5本の柱」に沿って具体的内容を検討する案を示した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。