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正月に「おめでとう」

2009年01月09日 (金)

◆松の内も過ぎて正月気分も終わろうとしているが、業界では今月いっぱい、まだまだ賀詞交歓会が続く予定になっている
◆正月という特別な節目を重視する日本ならではの催しであり、無駄を廃して効率性を追求するドライな感覚の外国では、1カ月も続けられるパーティーはあまりお目にかかれない。日本独特の習慣といえよう
◆賀詞は正月に限ったものではないが、やはり正月はおめでたいのだろう。特に、昨年は「未曾有」や「100年に一度」という単語がマスコミで頻繁に使用されるほど、経済は大変な事態に陥ってしまった。巷には派遣社員に代表される失業者が溢れかえり、しかも住む家さえも奪われた。東京では日比谷公園に失業者のためのテント村ができたが、目の前にある厚生労働省は、年始めに講堂まで一時的に開放する騒ぎとなった
◆労働・雇用の仕組みに何か不都合があったとしか考えられない。メーカー、医療機関、薬局・薬店、流通業などの医薬品関連企業も他人事ではない。生き残りをかけたM&Aなどの業界再編が今年も続くだろう。来年の正月に、また皆で「おめでとう」と言いたい。



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